ジェネリック医薬品とは

ジェネリック医薬品は、日本語ではジェネリック(Generic = 一般的)といい、病院、診療所で処方される医療用の薬で、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を含み、有効性、安全性が同等であると国から認められたものです。
→ジェネリック(Generic)とは「一般的」という意味であり、特別な製法の薬品でも無く、また廉価で完成度が低いと言った意味もありません。
Q 今まで使っていた薬より安いと聞いていますが本当ですか?
A 通常新薬の開発には10~15年ほどの歳月と数百億円以上の費用がかかり、またその費用を回収するために開発から約20年の特許が認められています。 ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れた後、すでに有効性や安全性が確認されている成分を使用するので、開発期間は3~4年と大幅に短く、開発費も安く抑えられます。→新薬開発費が薬価格に反映されないので安価なのです。
Q なぜここ最近使われるようになったの?
A 国民の医療費は年々かさみ年間約40兆円をこえています(2014年度)。そのうち20%が薬価代なのです。その薬価代の費用を抑えるために国が普及させようとしているのがジェネリック薬品なのです。つまり国策として政府が推奨しており、現在普及率を50~60%以上に上げようとしています。→患者にも国も経済的な負担が少なくなります。
Q 安いので効き目が悪いのではないですか?
A 「ジェネリック医薬品」は、「新薬」と同じ効能で安全であると国が認められなければ、製造することも販売することもできません。「新薬」と同様に、国が定める厳しい規制や基準をクリアして初めて、製造・販売できるのです。→安心して使用できることができます。